以前、石原結實(ゆうみ)医学博士の講演会に参加しました。石原先生は著書を300冊以上書かれている有名な方ですので、ご存知の方も多いと思います。
石原先生は、「健康の秘訣は穀類と野菜を腹八分」といわれているだけではなく、ご自身もそれを実践されています。石原先生の著書「医者いらずのにんじんジュース健康法」(PHP文庫)から「ガンへの処方箋」についてご紹介します。
『ヨーロッパの自然療法病院では、昔からガンの治療としてニンジンジュースを用いてきました。今でも、メキシコのゲルソン病院、イギリスのブリストル・ガンヘルプセンター、ドイツの自然療法病院などでのガン治療の主役は、ニンジンジュースです。
私の周りにも、ニンジンジュースでガンを治した人が何人もいます。高校時代の友人で、アメリカで鍼灸師(しんきゅうし)として活躍しているK君は、ある時、痛みを伴わない血尿がドバッと出たので、ほぼ間違いなく膀胱(ぼうこう)ガンだと確信をもって近くのクリニックを訪れ、諸検査の結果、やはり「膀胱ガン」との診断を受けました。大学病院を紹介され、手術を待つまでの一ヶ月、毎日1ℓ以上のニンジン・リンゴジュースを飲んで、さあ手術ということで、大学病院へ入院して手術前の検査をしたら、ガンが消えていた、とのことでした。
また、会社社長で60歳のMさんは、血便と腹痛のため都立の病院を訪れ、内視鏡検査の結果、大腸ガンで即手術を宣告されましたが、「手術はしたくない」と拒否したところ、「それなら、うちでは責任をもてません」と受診を拒否されたので、毎朝、ニンジン、リンゴ、キャベツのジュースを500ml以上飲み、食事も玄米食に切り替え、長時間のウォーキングを行ったところ、血便も出なくなり、もう10年以上、元気に過ごされています。
35歳のGさんも睾丸の腫瘍(しゅよう)のため、両側睾丸を手術し、その後、肺に転移しましたが、ニンジン、リンゴ、キャベツのジュースを毎日1ℓ飲み、食事は二食の玄米食にしたところ、転移したガンも消失し、もう10年近く元気に生活しています。
もちろん、ニンジンジュースさえ飲めば、ガンがすべて治るなどとは言いませんが、治る可能性を秘めた一つの自然療法とは言えるでしょう。』
石原先生の著書で紹介されている方々は、ニンジンジュースでガンが改善されましたが、以前ご紹介したS.Iさんのご友人や和田正雄さん、徳田三保子さんの娘さんなど7名の方々が、無農薬人参ジュース「パイビタン」を飲むことでガンが改善されたことと同じ事例かと思います。
パイビタンはパイシステムで処理されていますので、一日コップ半分でも効果があると思われます。パイシステムで処理されたニンジンジュースは、人間の生体水に近くなるため、吸収が良く、少量でも効果があると推測されます。
また、無農薬人参には天然の抗ガン剤である「サルベストロール」が豊富に含まれているため、ガンを改善させたとも言えます。