備蓄米は、4年経過しても味や香り、色の変化がありません。
玄米に6000気圧もの超高水圧をかけ、処理したものです。
水鉄砲の中に水と玄米を入れて、出口をふさいだ状態と同じ原理で加圧します。
水で満たした容器に6000気圧(1㎠あたり6tの加重)をかけると、圧力によって玄米のたんぱく質やデンプンの性質が変化します。
その結果、耐熱菌(芽胞菌)がまったく検出されないという驚きの効果が現れたのです。
100度で加熱調理した食品の中で、死滅せずに増殖するウェルシュ菌やセレウス菌をご存知でしょうか。
2日目のカレーを食べて、食中毒を起こしたというニュースを聞いたことがあるかと思いますが、その原因がウェルシュ菌という耐熱菌だそうです。
100度で加熱しても死滅しないウェルシュ菌などの耐熱菌も、6000気圧で処理した玄米には、まったく検出されませんでした。
菌が存在しないため、4年間も味も香りも変わらずに保存できるのです。
分析結果は以下になります。
<公益財団法人 島根県環境保健公社調べ>
- 大腸菌群 :陰性(食品衛生検査指針2015・微生物編 デスオキシコーレート平板培地法)
- 芽胞数(耐熱菌):検出せず(食品衛生検査指針2015・微生物編 芽胞数測定法)
巨大地震や水害などの際には食料の確保が困難になるので、備蓄しておくのもよいと思います。
(ご注意)備蓄米は農薬や化学肥料を使用して栽培していますので、予めご了承ください。